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スマート工場が注目、経済部が構造転換誘導

2018-08-04
  • 台北國際自動化工業展が始まる

    台北國際自動化工業展が始まる

    台北國際自動化工業展を見学する沈栄津・経済部長。「スマート工場化が世界の潮流になっている中で、経済部では引き続き産業構造転換による産業のグレードアップを誘導する」。(写真:RTI 謝佳興)

「台北国際自動化工業展(タイペイ・インターナショナル・インダストリ・オートメーション・エキジビション)が、1日から台北市南港区にある南港展覧館で開催されています。この展示会は、社団法人台湾スマート化・ロボット協会が主催し、経済部国際貿易局が協賛しています。

 

開会式で、経済部の沈栄津・部長は、「スマート工場化が世界の潮流になっている中で、経済部では引き続き産業構造転換による産業のグレードアップを誘導すると共に、スマート・マシン・ボックス(Smart Machine Box)を通じて、産業構造転換に当たっての中小企業の負担を軽減し、デジタル化生産を推進する」と表明しました。

 

沈部長は、「このため、経済部は外郭団体に委託してスマート・マシン・ボックスを開発した。これを中小企業の生産ラインにある機械に設置すれば、センサーで感知した信号を通じて、クラウドコンピューティングに送られる。それによって、作業を加速することができるようになる。いきなりスマート化をしなくても、まずデジタル化を進めることができる」と説明しています。

 

今年のこの展示会には、過去最多の800社以上が出展しています。出展内容は、工業オートメーション化、それに関連する通信・ソフトウエア技術、ロボット技術、工作機械設備などに及んでいます。

 

この展示会の主催者である社団法人台湾スマート化・ロボット協会の黃漢邦・理事長は、「外国人労働者の母国で経済が発展を続けており、人件費が上昇しているため、あと2年ほどすれば、台湾では比較的に賃金の安い外国人の労働力を確保することができなくなる。こうした中で、オートメーション化に関するビジネスチャンスが拡大する。また、政府もスマート工場を推進しているところだ。台湾の中小企業は、RPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)つまりロボットによる業務自動化をフレキシブルに導入することができる。この方式を採用すれば、生産のグレードアップにかかる経費はそれほど高くない」と指摘しました。

 

黃・理事長は、「このRPAは、顧客の需要に従って、必要な単位となるロボティクス・セルを組み立てることができる。つまり、一つのトータル・ソリューションを提供することになる。それには、ソフトウエアとハードウェアの統合が含まれる。将来、これを分解して再び組み立てることもできる。1本の生産ラインになることも、工場全体になることも可能だ。台湾は、この分野で非常に豊富な基礎を持っており、大きな将来性がある。特に機械産業の部分では、1兆台湾元(日本円およそ3兆6400億円)の規模を持つ産業に成長するたせろう」と指摘しました。

 

黃・理事長は、「今回の展示会では、昨年を20%~30%上回る、数千万米ドルから1億米ドルのビジネスチャンスが生まれるだろう」と予測しています。