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林懐民氏の引退公演、数十年の集大成

2018-07-19
  • 林懐民氏(中央)

    林懐民氏(中央)

    台湾のコンテンポラリーダンスカンパニー「雲門舞集(クラウドゲイト・ダンスシアター)」のアートディレクターである林懐民氏(中央)は、45年間にわたって数々の名作を生み出してきた。2019年の引退を控え、林懐民氏はこれまでの作品90数点の中から「松煙(パインスモーク)」、「水月」、「行草」などの9作品から代表的な場面をまとめて引退公演を行う。(写真:CNA)

台湾のコンテンポラリーダンスカンパニー「雲門舞集(クラウドゲイト・ダンスシアター)」のアートディレクターである林懐民氏は、45年間にわたって数々の名作を生み出してきました。2019年の引退を控え、林懐民氏はこれまでの作品90数点の中から「松煙(パインスモーク)」、「水月」、「行草」、「君がいなければ」などの9作品から代表的な場面をまとめて引退公演を行います。

 

林懐民氏によりますと、過去45年、同劇団は中華民国(台湾)の国連脱退、中華民国とアメリカとの国交断絶、台湾海峡両岸関係の変化、正副総統の直接選挙の実施、政権交代などを経てきました。これらの変化はいずれもその作品に影響を与えています。林懐民氏は台湾にいることを、船に乗ることにたとえ、船の出港と同時に新しい物事が発生し、新たな視点が見える。挫折や刺激などを伴うため、台湾は創作者が創意を活かせるところとなっていると指摘しました。

 

林懐民氏は、世界のパフォーマンスアートの地図に台湾がないことはしばしばある。台湾は地方の子どもたちのように歯を食いしばって前進するしかない。観客の支持があってこそ、今日の自分と劇団があるのだと強調しました。

 

林懐民氏は、「我々を支えている無数の観客がいる。困難に遭うたびにこれらの観客のことを思うと、さらに強くなる。これこそ我々を前進させる原動力だ。」と述べました。

 

同劇団は、今年11月16日から台北市のナショナルシアター、台中メトロポリタンオペラハウス、高雄の衛武営芸術文化センター、台南文化センターで林懐民氏の作品の集大成となる特別公演を行います。入団して25年間のベテランダンサー数人は公演終了後、林懐民氏と共に引退します。