インターネット放送を聴く
 
 
QR Code

中小型水力発電所を開発、大型は飽和状態

2018-07-16
  • 小型水力発電所、経済部が推進

    小型水力発電所、経済部が推進

    経済部は、クリーンな電源である水力発電のうち、将来の開発の可能性が大きい小型水力発電所の設置を推進している。現在、設置可能場所の精査を進めている。(写真:行政院農業委員会/CNA)

経済部の沈栄津・部長は、台湾では大型水利建設はほぼ完了しているため、今後は中小型の水利建設による水力発電施設の設置を推進する考えを示しました。

 

これは、13日に国立台湾大学で開催された第2回全国高校生、大学生小型水力発電設計コンクールに出席した沈・部長が語ったものです。沈・部長は、「水力発電はクリーンなエネルギーであり、二酸化炭素を排出せず、しかもすばやく起動できるため、電力供給の上では重要な役割を担っている。しかし、現在、台湾では大型水力発電の開発は飽和状態に向かっている。これに対して、中小型の水力発電は、まだ大きな開発の余地がある。すでに経済部水利署が調査を進めており、可能な限り開発を推進していく」と語りました。

 

 沈・部長は、「例えば、嘉南大圳という用水路は、水流の速度と水量を見ると、100メートルごとに水車を設置して水力発電を行うことができる。こうした灌漑用水路は、多くの可能性を秘めている」と語っています。

 

経済部水利署によりますと、中小型の水利建設による水力発電施設の建設は、現在、調査作業を進めている段階で、この調査が今年末までに完了した時点で、開発に適した案件を提示し、民間による開発を誘致するか、台湾電力に開発を指示する方式で、電源開発を進める方針だということです。これによって、長距離送電の必要を減らすことを目指しています。

 

水利署の王芸峰・副署長は、「中小型の水力発電所は建設費用が高くない。もちろん、大型水力発電所とは比べられないが、小型の集落、農場などに電気を供給することができ、長距離の送電が必要ない」と指摘しています。

 

王・副署長は、「現在、水利署で調査を進めているのは、新竹宝二ダムの水路の落差だ。これだけにととまらず、他の場所も併せて全般的な調査を進めている」「開発に適した場所があれば、将来、民間による開発を誘致するか、台湾電力に開発を指示する方式で開発を進める」と語っています。