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人形劇のヒーロー「素還真」が誕生30年

2018-07-07

台湾の伝統芸能に、人形劇「布袋戯」(ポテヒ)というものがあります。その現代改良版で、テレビなどでも放映されて高い人気を誇っている劇団が、「霹靂布袋戯」(霹靂ポテヒ)です。この霹靂ポテヒのヒーロー「素還真」が誕生して30年になります。

 

霹靂ポテヒにヒーローの素還真が初めて登場したのは、1988年のことです。それ以来、30年間、素還真は霹靂ポテヒのファンを魅了してきました。

 

霹靂ポテヒでは、それを記念して今年、数多くの記念イベントを開催しています。そのうち、台北市の中正紀念堂で6月29日に開催された特別展示会は、リアルとバーチャルが一体となって体全体でSF人形劇の幻想の世界を感じることができる、企画となっています。

 

この展示会は、霹靂ポテヒの劇の場面を再現すると共に、ハイテク技術を使って、ヒーローの素還真をはじめとして、この30年間に登場した登場人物の人形を展示しています。伝統を継承し、同時に絶えず新しい試みを取り入れる、霹靂ポテヒの精神が、展示の中から伝わってきます。また、霹靂ポテヒのファンが心待ちにしている新しい場面と登場人物を見ることができるとあって、ファンからは喜びの声が上がっていました。

 

霹靂ポテヒの長年のファンであるこの女性は、「最初に、『琉璃仙境』と名付けられた第2エリアのに入りました。ここはとても面白い場所です。こに入ると、まるで仙人の世界に住んでするような気持ちになります。3Dの効果です。雰囲気作りも最高にすばらしいと思います」と語ります。

 

今回の展示会では、8人のファッションデザイナーが、人形のために新しい衣装をデザインしました。素還真の衣装をデザインしたのは、デザイナーの汪俐伶さんです。これまでの衣裳とは全く違って、SFスタイルの雰囲気をもたらしています。このほかの人形も、以前よりさらに華麗なものとなっています。デザイナーの陳科維さんの手による衣装は、白と黒を対比させ、現代感覚に満ちています。

 

陳科維さんは、「こちらの人形には、いろんな素材を使っています。毛皮にヘビの皮、ミンクを加えています。多くの異なる材質を入れることで、時間と空間を超えた感覚がもたらされていると思います。

 

もう一つの人形は、鳥の化身です。横から見るとツバメという漢字の形をしています。離れて見ると、紙飛行機のようです。後ろに紙飛行機の要素を加えています」と説明しています。

 

霹靂ポテヒは、広く多くの分野にかかわっています。今回の展示会では、貴金属・宝石、音楽、食品などの分野の業者と共同で、限定商品を販売しています。

 

霹靂ポテヒ劇団を経営する霹靂国際マルチメディア公司の黄強華・会長は、「この30年間やってきたことは、すべて伝統的なポテヒの水準を高め、尊厳を維持するための努力だった。特に、多くの若い人たちが劇団に参加したことで、霹靂ポテヒは将来のための発展の基礎をさらに強固なものとすることができた。将来、より多くの台湾ブランドの企業と提携し、台湾の伝統芸能にさらに多くの可能性を切り開きたい」と語りました。

 

(編集:早田健文)