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海洋微化石特別展、国立台湾博物館で

2018-07-09
  • 海洋微化石特別展

    海洋微化石特別展

    国立台湾博物館で開催されている「海洋微化石特別展」。来年5月5日まで。今回の展覧会では、微化石のうち有孔虫(ゆうこうちゅう)、放散虫(ほうさんちゅう)、珪藻(けいそう)、円石藻(えんせきそう)の4種類の代表的な形の種類を展示しており、ハイテク技術と芸術的な手法を使うことで、その美しさを味わうことができるようになっている。(写真:陳國維)

海洋微化石(びかせき)特別展が6日、台北市にある国立台湾博物館で始まりました。

 

微化石とは、ミリサイズからミクロンサイズの微小な化石の総称で、多くの生物が含まれています。微生物が死んだあとに残した殻が化石となったものです。小さいため、肉眼で判別することは難しく、主に顕微鏡を使わなければ見ることができません。

 

今回の展覧会では、微化石のうち有孔虫(ゆうこうちゅう)、放散虫(ほうさんちゅう)、珪藻(けいそう)、円石藻(えんせきそう)の4種類の代表的な形の種類を展示しており、ハイテク技術と芸術的な手法を使うことで、その美しさを味わうことができるようになっています。

 

この展覧会を企画した台北市立大学の李孟陽・助理教授は、「皆さんの周りに見える写真は、すべて電子顕微鏡を使って撮影されたものです。私たちが普通、中学校や高校で使っている光学顕微鏡ではここまで見ることができません。電子顕微鏡だから、細かいところまで見ることができます」と説明しています。

 

会場には、イヤリングのような形をした有孔虫の拡大模型が181個展示されています。また、上から下に向かって、順に、海の上、岸に近い場所、大陸棚、大陸棚外縁、深海で発見されたものの順に並べられています。

 

李・助理教授は、「今回の展覧会では、皆さんにまず驚きを感じてもらおうと思っています。いわゆる単細胞動物が、実はそのデザインは、私たちの想像をはるかに超えた美しいものだということを知っていただきたい」と話しています。

 

この展覧会の展示方法は、芸術の要素を取り入れることに努めており、普通ではなかなか見ることのできない海洋微生物の化石を、見学に訪れて人たちに興味を持ってみてもらえるよう工夫が凝らされています。

 

行政院環境保護署の署長を務めたことのある台湾大学地質科学科の魏国彦・教授は、「博物館はいろいろあるけれど、この展覧会は私が見た中で最高のものだ。微化石の展示としては最も優れている」と語っています。

 

海洋微化石特別展は、台湾博物館で来年5月5日まで開催されています。

 

(編集:早田健文)