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移行期の正義促進委員会が5/31に発足

2018-05-31
  • 移行期の正義促進委員会が発足

    移行期の正義促進委員会が発足

    行政院移行期の正義促進委員会が5月31日午前に正式に発足した。玄関のプレート除幕式には蔡英文・総統、総統府の陳菊・秘書長、頼清徳・行政院長、同委員会の初代主任委員、黄煌雄・主任委員が出席した。(写真:RTI)

行政院移行期の正義促進委員会が5月31日午前に正式に発足しました。玄関のプレート除幕式には蔡英文・総統、総統府の陳菊・秘書長、頼清徳・行政院長、同委員会の初代主任委員、黄煌雄・主任委員が出席しました。

 

蔡総統はあいさつの中で、台湾における移行期の正義は補償金の支給や名誉回復証書の授与などにとどまり、政府による系統立った真相調査を通じた、加害者の責任追及が行われてこなかったと指摘、今こそ台湾が権威主義の時代と決別する時であり、それがかなってこそ台湾の民主主義が本当の意味で固まるのだと強調しました。

 

蔡・総統は、「南アフリカで移行期の正義を実現したツツ主教はかつて、『過去のことは水に流そうと主張する権利は誰にもない。過去の真実を見つめなければ我々は絶えずそれにとらわれることになる』と述べた。今こそ我々が過去の権威主義の時代と決別する時で、この一歩を踏み出してこそ台湾の民主主義は本当の意味で固まるのだ」と話しています。

 

移行期の正義促進委員会の黄・主任委員は、台湾が1990年代から行ってきた取り組みでは不十分だとした上で、再優先課題は真相の解明と責任所在の整理であり、異なる記憶が理性的に対話できる場を構築して未来の和解を目指すことだと述べました。

 

黄・主任委員は、「この委員会の最優先課題、最も基本的な仕事の一つは真相の解明だ。このため政府機関の公文書は絶対に公開されなければならない。真相を解明する目的は責任所在を明確にすることであり、歴史の傷口を開くことは政治的報復や対立を生み出すためではない。正義を示し、犠牲者を安らかに眠らせ、被害者家族の心の傷を慰め、許しへと向かうためだ」と話しています。

 

移行期の正義促進委員会は台北市大安区に設けられました。周辺の住民は、将来的な抗議のデモ活動などを懸念しており、この日、セレモニーの前には台北市議会議員選挙の立候補者や地元の里長が住民を集めて抗議、「学習と生活のための静かな環境を、登下校に安全な環境を」と訴え、委員会は静かなコミュニティを保つよう要求、抗議活動が起きるようなら別の場所に移ることを求めました。委員会側では陳情書を受けとり、集まった抗議者たちはセレモニーが始まるまでに活動を終了しました。