インターネット放送を聴く
 
 
QR Code

国家文芸賞、蔡総統:台湾を世界に見てもらう

2018-04-14

蔡英文・総統は3日、第20回国家文芸賞授賞式に出席し、受賞者の業績をたたえると共に、受賞者の芸術は台湾というこの土地を豊かにしてくれるものであり、台湾を世界に見てもらえるようにするものだと指摘しました。

 

 今回の国家文芸賞は、詩人の李魁賢さん、先住民パイワン族の芸術家である撒古流・巴瓦瓦隆(Sakuliu Pavavalung)さん、作曲家の金希文さん、舞踊演出家の姚淑芬さん、劇作家の陳勝国さん、建築家の黄声遠さん、ミュージシャンの林強さんの7人が受賞しました。7つの分野すべてで受賞者が出たのは10年ぶりのことです。

 

 受賞者には、1人につき100万台湾元の賞金が渡されました。

 

 授賞式であいさつに立った蔡英文・総統は、「今回の7人の芸術家の方々は、異なる世代と分野の人たちだ。だが、いずれも命の情熱を燃やして芸術創作に打ち込んでおられる。皆さんは、台湾というこの土地に、創作のための栄養分を探し求めている。同時に、皆さんの創作は逆に、台湾の文化を豊かなものにしている」と指摘しました。

 

 今回の受賞者のうち、劇作家の陳勝国さんは、台湾オペラともいわれる伝統的な舞台芸術の「歌仔戯(ゴアヒ)」の脚本作りに尽くしてきました。

 

 陳さんは、「私はもう孤独ではない。どのようにして舞台と心を通じ合うのか、どのようにして観客と対話するのか、知っているからだ。国家に、歌仔戯(ゴアヒ)に、明華園に、恥じない誇りを持っている」と語りました。

 

 台湾という条件の下で国際的なレベルの建築作品を生み出すことを得意としている建築家の黄声遠さんは、仲間と共に台湾を守り続けることを誓っています。

 

 黄声遠さんは、「いい加減な仕事は許されない。私の心の最も固い部分は、鍛えれば鍛えるほど、不純物の存在が見えてくる。この土地に向き合って、自分に正直でなければならない」と語ります。

 

 歌手出身で、映画音楽で優れた成果を上げている林強さんには、プレゼンターとして特別に映画監督の侯孝賢さんが招かれました。侯孝賢監督は、「林強さんにはある種の直感と台湾ならではの味がある。非常に素晴らしい」と語ります。一方の林強さんは、「親孝行、年長者の尊敬の気持ちを持っているから、賞をもらえたのだろう」とユーモアたっぷりに語ります。

 

 パイワン族の芸術家の撒古流・巴瓦瓦隆(Sakuliu Pavavalung)さんは、「自分は文化の保存者ではなく、実践者だ。この賞をいただいて、責任を重く感じている」と語りました。

 

(編集:早田健文)