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花蓮地震で倒壊のビル2棟、9日に解体

2018-02-08
  • 地震のため傾いた雲門翠堤ビル

    地震のため傾いた雲門翠堤ビル

    花蓮地震のため傾いた雲門翠堤ビル。捜索救助活動の二日目だった8日午前、国家地震工程研究センターの専門家は現場に赴き、実地調査を行った。(写真:CNA)

台湾東部・花蓮県での地震で傾いた建物の一部が9日早朝、重機で解体されることが決まった。花蓮県で6日深夜に起きたマグニチュード6.0の地震で、花蓮市内では4カ所で建物の低層階がつぶれるなどして大きく傾いている。8日午後6時までに確認された死者は10人、負傷者は272人で、行方不明は7人となっている。

 

花蓮県の傅崐萁・県長は8日午後に記者会見を開き、全ての捜索救助活動は9日の夜明け前に完了し、9日午前6時から危険な建物の解体作業を始める考えを明らかにした。9日午前6時に解体される予定の建物は、国盛六街で傾いた二つの建物と、マーシャルホテル(統帥大飯店)。

 

一方、捜索救助活動が続いている雲門翠堤ビルは、全台湾土木技師同業組合及び建築同業組合の専門家の最終的な鑑定、並びに地方検察署を伴っての徹底した捜索活動が終わらなければ解体は行わないということ。

 

傅崐萁・県長は、現在行方不明となっている人について花蓮県はリストを公表するとして、これらの人たちの家族や友人が当事者に連絡、通報をするよう要請、これによりこれらの行方不明者が雲門翠堤ビルに閉じ込められているのかどうかを確認すると述べた。

 

行政院の徐国勇・報道官は8日、閣議後の記者会見で、頼清徳・行政院長の話として、政府の関係部会は被災地の救援救助活動を最優先にし、救助の可能性は一切放棄しないよう求めた。

 

また、行政院では今回の被災地を対象とした「義援金及び再建プロジェクトチーム」を設置、陳美伶・政務委員が召集人となり、関連の再建作業を進めていくことになった。8日は第一回会合が行われた。行政院はまた、直ちに台湾元3億元(日本円約11億円)を花蓮県に提供し、被災者が抱える問題の解決にあてる。

 

徐・報道官は、「プロジェクトチームが政府関係部会を通して、地方自治体が各種の再建事業を執行するのに協力する。8日午後には花蓮県で第一回会合を開いた。また、行政院が拠出する3億元はお見舞いや被災者の問題解決に当ててもらう。そうした支援措置は、『十分に、ハードルは低く、迅速に』を原則に最も効率的な方法でお見舞金を支給できるようにする」と述べた。

 

なお、花蓮地震の影響で中国大陸の旅行者4人が死亡、5人が行方不明になっている。台湾の対中国大陸窓口機関、海峡交流基金会と中国大陸側の窓口機関、海峡両岸関係協会は全力でこれらの旅行者に協力するほか、見舞金については花蓮県の傅崐萁・県長は台湾の犠牲者や被害者と同じ基準で支給すると明らかにした。