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台湾-大陸の春節増便中止、帰省に協力を

2018-01-31
  • 台湾と中国大陸を結ぶ海のルート

    台湾と中国大陸を結ぶ海のルート

    M503航空路線問題で揺れる台湾-中国大陸間の航空機の春節(旧正月)増便。中国大陸で働く台湾のビジネスマンが、春節に帰省できるのかどうか。空がだめなら海がある。台湾と中国大陸を結ぶ海のルート、台北港・台中港と中国大陸福建省平潭を結ぶ高速船が脚光を浴びている。(写真:台湾港務公司)

中国大陸の航空会社の東方航空と廈門航空が30日、台湾-中国大陸間の春節増便を取り消すと発表したことについて、与党・民進党の立法委員は、中国大陸に進出している台湾のビジネスマンが春節(旧正月)に台湾へ帰省するために協力することは、政府の責任であり、現在、それを進めているところだと指摘した。

 

行政院大陸委員会は30日、この事件は、中国大陸側が協議を経ずに一方的に双方の間で論議のあったM503航空路線の使用を開始したことと関係があると指摘し、迅速に協議を行って問題を解決し、関係する航空路線を利用する利用者の安全を確保するよう、中国大陸側に呼びかけた。

 

これについて民進党立法院党団の何欣純・書記長は31日、「政府は台湾のビジネスマンが台湾に帰る権利を絶対に犠牲にしてはならない。政府はすでに、台湾のビジネスマンの帰省に協力するため、各種の交通運輸手段を探している。これは政府の責任であり、現在、進めているところだ」と指摘した。

 

また、「M503問題の交渉は硬軟取り交ぜてすすめるべきだ。政府はすでに各種の方式で善意を示しているが、中国大陸側は一方的にM503航空路線を開設した。厳しい態度で立場を表明すべきだ。これは、いかなる国家・政府であっても同様にとる態度だ」と語った。

 

一方、最大野党の国民党立法院党団の李彦秀・書記長は、「中国大陸の強硬なやり方に対して、政府はより多くの交渉手段を持つべきだ。台湾のビジネスマンの往来の権利を犠牲にすべきではない。旧正月に帰省することは、人々の基本的な希望だ。政府は、交渉の過程で十分なカードを持っていたかどうか、情勢を見誤っていないか、はっきり考えるべきだ」と批判した。

 

この問題について、中国大陸の国務院台湾事務弁公室の馬暁光・報道官は、「台湾が東方航空と廈門航空の春節増便を許可しないため、中国大陸としては他の措置をとり、春節を過ごすための帰省に協力することになる。民間航空を管轄する部門と航空会社、地方当局は、相次いで対応措置を発表する」と表明した。

 

そうした措置の一つとして、福建省では、平潭と台湾との間を結ぶフェリーの増便を用意しているという。

また、馬・報道官は、「帰省することができず、中国大陸に残って春節を過ごす台湾出身者については、中国大陸で良い年越しを味わってもらうことを考えている」と表明した。