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44%が「蔡・総統再選無理」=調査

2018-01-11
  • 神から総統へ?

    神から総統へ?

    最新の世論調査で、次期総統に最も近いとの結果が出た頼清徳・行政院長。「頼神」というあだ名で有名だが、2020年には頼「総統」に?(写真:CNA)

与党系シンクタンクの世論調査で、蔡英文・総統は二期目を務められないと見ている人が43.9%だったことがわかった。民進党系のシンクタンク、新台湾国策智庫は11日、最新の世論調査の結果を発表した。それによると、蔡英文・総統が総統に就任してからこれまでの国家運営に満足だとする人は回答者のうち30.7%、不満とする人は51.1%だった。昨年9月に行った調査と比べて、満足とする人の割合は3.9ポイント下がり、不満とする人の割合は2.4ポイント上昇した。一方、行政院の頼清徳・院長の政治については、満足とする人が44.0%、不満とする人は35.1%だった。

 

この調査では、次期総統選挙における蔡英文・総統と頼清徳・行政院長についての見方も調べられている。それによれば、蔡英文・総統が2020年の次期総統選挙で再選されるとする人は32.4%、再選されないとする人は43.9%だった。頼清徳・行政院長が総統となるのを支持する人は42.3%、蔡英文・総統の再選を支持するのは24.4%と、頼・行政院長を支持する声が蔡・総統に大きな差をつけた。

 

仮に次期総統選挙での対立候補が、最大野党・国民党の呉敦義・主席、台湾北部・新北市の朱立倫・市長、そしてホンハイ精密工業のテリー・ゴウ董事長だった場合、回答者が「蔡英文・総統が勝てる」と見る相手は呉敦義・国民党主席だけだったのに対し、頼・行政院長は相手が誰であれ勝てると見る人が多数だった。

 

国立台湾師範大学公民教育及び活動指導学科の曽冠球・副教授はこの結果から、頼・行政院長の実力はバランスがよく、頼氏が行政院長を務めることは政府を安定させる効果があると評価した。一方、国民党の元主席、朱立倫・新北市長については、依然として一定の実力を保っており、「一歩引いて実力を蓄えた」戦略が正しかったことが伺えると分析した。

 

今回の調査では、公民投票法の改正についても意見を聞いている。その結果、回答者のうち54.9%は、「台湾の前途は台湾の2300万人が決める。台湾は中国大陸との統一か台湾の独立かを問う公民投票や、憲法改正の公民投票など、台湾の前途にかかわる公民投票を実施すべき」とする意見に同意、同意しなかったのは31.2%だった。

 

この調査は1月8日から9日の夜にかけて、台湾に住む20歳以上の1074人を対象に電話で実施された。