インターネット放送を聴く
 
 
QR Code

米下院で台湾旅行法可決、高官の交流強化

2018-01-10
  • 米の台湾旅行法、蔡総統が感謝

    米の台湾旅行法、蔡総統が感謝

    アメリカの議会下院は、台湾とアメリカの高官による相互訪問を奨励する台湾旅行法を可決。蔡英文・総統がツイッターで感謝を表明。(写真:資料写真)

アメリカの議会下院は現地時間9日、台湾旅行法を可決した。この法律が成立すれば、台湾とアメリカの高官による相互訪問が奨励されることになると期待されている。この法案は、さらに上院で可決された後、大統領の署名を待って、法律として発効する。

 

中華民国台湾とアメリカが1979年に断交して以来、台湾の総統、副総統、行政院長、外交部長、国防部長はワシントンを訪問できない状況が続いている。また、アメリカ側も、これまで閣僚を台湾に派遣しているが、国防と外交に携わる閣僚の訪問は避けており、経済・貿易、教育、文化などの交流に携わる閣僚の訪問にとどまっている。

 

この法律は、「アメリカ政府はアメリカと台湾の各レベルの訪問を奨励する」と明記しているが、この法律が成立した場合、双方の間のこうした高官の訪問が解禁されるかどうかは、アメリカの行政部門がこの法律をどのように執行するかが鍵となる。

 

この法案は、「アメリカ議会としては、『台湾関係法』の制定以来、アメリカは台湾の高官のアメリカ訪問を自主規制しており、そのためアメリカと台湾の間の意思疎通が不足しており、双方の関係発展が阻害されていると認識する。アメリカの政策は、アメリカと台湾の間のすべてのレベルの政府関係者の相互訪問を促進すべきだ」と述べている。

 

また、議会下院は同日、台湾が再びWHO(世界保健機関)にオブザーバーとして参加できるようにするため、アメリカの国務長官に対して、対応を検討するよう求める決議案も可決した。台湾は2009年からWHOにオブザーバー参加していたが、蔡英文・総統の就任後、中国大陸の妨害を受け、昨年2017年は招待をうけることができなかった。

 

総統府の林鶴明・報道官は10日、「アメリカ議会が台湾とアメリカの交流を重視してくれていることに感謝する。また、アメリカ議会にいる多くの台湾の友人が、台湾旅行法の成立を推進し、台湾とアメリカの交流をさらに緊密化させようとしてくれていることに感謝する。台湾としても、双方の交流に関してアメリカの行政部門と密接に連絡を取り合い、双方の交流が双方の利益と合致するよう努めたい」と表明した。

 

林・報道官は、「アメリカ政府は最近、台湾に対して以前よりもさらに友好的で、開放的な態度をとっている。台湾を訪れるアメリカの各分野の人たちも多い。我々としては、より多くの各分野のアメリカの人たちが台湾を訪問し、重要な活動に参加してもらえることを期待している」と語った。