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大陸がドラマ放送中止、文化部は批判

2018-01-08

台湾の女優が製作し、主演したテレビドラマが中国大陸で放送中止となったことに対し、文化部が映像産業の交流に不利だと批判した。台湾の女優、ルビー・リン(林心如)さんが製作し、主演したテレビドラマ『我的男孩』は台湾で放送が始まったのに続いて中国大陸の映像プラットフォームで放送されていたが、最初の2回の放送を終えたところでこのプラットフォームから外された。原因は、中国大陸のインターネットユーザーが、このドラマには「台湾の」文化部による台湾元2000万元(日本円約7600万円)の補助金が与えられていることから、「台湾独立派」のドラマだと指摘したことだという。

 

文化部は8日、プレスリリースを発表、創作と表現の自由を奨励し、支持することは文化部の政策の中心となる精神だとした上で、台湾の映像産業にかかわる人々が中国大陸において表現の自由に干渉されたり、もしくは政治的立場の審査を受けたりすることに深い遺憾の意を表すると述べた。

 

文化部の資料によれば、文化部の補助を受けているドラマや映画は多く、金額は台湾元数百万元から数千万元まで様々。また、代表的な大型ドラマの場合は1億元以上になることもある。文化部は、連続ドラマへの補助政策は2006年にスタートしており、映像コンテンツの創作をサポートすることが目的だと説明、映像産業に政治的な介入があることは産業の正常な発展と両岸の映像産業の交流に不利に働くと批判した。

 

ルビー・リンさんは声明を出している。内容は、「自分が台湾独立派だという指摘は悪意あるデマだ」とする反論と、「これまでも、これからも自分が台湾独立を求める言論を支持することはない」ということ。リンさんはまた、台湾では多くのドラマが文化部の補助を受けて様々なプラットフォームで放送されていると説明、今回の悪意にみちたデマについては北京の弁護士に対応を要請しており、インターネットの各プラットフォームとユーザーはこうしたデマを信じないようにと呼びかけた。