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立法院「移行期の正義促進条例」可決

2017-12-06
  • 硬貨の肖像も適用範囲

    硬貨の肖像も適用範囲

    立法院は5日夜、「移行期の正義促進条例」を可決した。中華民国の硬貨には現在、蒋介石・元総統の肖像が描かれていることから、硬貨も条例の影響を受け、見直されるものとみられる。(写真:CNA)

立法院は5日夜、「移行期の正義促進条例」を可決した。今後、行政院は法律に基づき、独立の機関「移行期の正義促進委員会」を設置する。9人のメンバーは、行政院長が使命、立法院の同意を得てから任命し、促進委員会は資料公開、権威主義時代の象徴の排除、司法の不平等解消などの任務を行う。

 

与党・民進党の党主席を兼任する蔡英文・総統は6日、党の中央常務委員会に談話を発表した。蔡・総統は、「移行期の正義促進条例」の通過は、台湾の民主、自由にとって重要なマイルストーンだと述べた。そして、今年2月の228事件70週年記念の活動の談話を引用し、「移行期の正義」は闘争の為ではない、と述べた。

 

蔡・総統はそして「全ての人が一緒に過去に向き合えることで、国家全体が未来に進んでいけるようになる。私はこの日が来ることを期待している。移行期の正義が完成したのち、台湾ではいかなる政党も権威主義的な統治による負い目を感じる必要はない。そして、人々が苦しみの歴史的記憶によって、互いに対立し合うことはなくなることを希望する」と強調した。

 

行政院の徐国勇・報道官は6日、促進委員会の成立スケジュールならびに、今後の作業について、「蔡英文・総統が公布し、発効したのち、内閣は関連作業を進めていく」と説明した。

 

また、鄭麗君・文化部長は6日、文化部の関連事項としては、権威主義時代に誤ってことが行われた場所の保存、権威主義の象徴の排除になると述べた。鄭・文化部長はそして、国家人権博物館組織法がさきごろ立法院を通過したことに言及、今後、国家人権博物館は、権威主義時代に誤ってことが行われた場所の保存、人権教育の推進を行うと説明した。また、権威主義時代の象徴の排除については、まず、蒋介石・元総統を顕彰する施設である中正紀念堂のモデルチェンジに向き合わなければならないとして、「十分な法律的根拠をもって、どのようにモデルチェンジをするのか、社会における討論が深まったのち、文化部はモデルチェンジに関する法改正の草案を提出する、この法改正草案が、国会で支持されるものと信じている」と述べた。