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原住民族ラジオ局が開局、16族の語言で

2017-08-09
  • 総統、原住民族ラジオの開局宣言

    総統、原住民族ラジオの開局宣言

    蔡英文・総統(中央)は9日、原住民族ラジオ局「Alian 96.3」の開局を宣言。(写真:CNA)

台湾で初めて全国をカバーする原住民族ラジオ局「Alian 96.3」が開局した。

 

このラジオ局は、1年間の準備を経て、国連が定める「世界の先住民の国際デー」の9日に開局した。開局式には、蔡英文・総統も出席し、スタジオ内で開局を宣言した。

 

このラジオ局の名前、「Alian 96.3」の「Alian」は、台湾の原住民族の一つであるパイワン族の言葉で、「良い友だち」を意味することばだ。

 

蔡・総統は開局式のあいさつで、「この放送局は原住民族の共通の財産であり、原住民族が共同でこの放送局の運営に参加する。多様な文化を伝えると共に、全国をネットするラジオ放送局として、94%の先住民族集落で受信することができるため、都市と地方の落差を縮めることができる」「今後、原住民族集落では各種の防災、救助の情報、重要な時事ニュース、海外の先住民の動向に関する情報が得やすくなる。原住民族が身近なメディアを持つことができるようにという公約を、私たちは実現することができた」と語った。

 

また、「原住民族言語発展法の施行後、このラジオ局は原住民族の言語文化を継承する責任を担うことになる。番組は16族の語言で放送される。ニュースと一部の番組は、原住民族の言語と中国語の両方で放送される。原住民族の言語を使えるラジオ放送の人材を育成すると共に、一般のリスナーにとっても原住民族言語を理解し、学習する機会が増える」と指摘した。

 

蔡・総統は、「現在、すでに原住民族のテレビチャンネルがあるが、今回の原住民族ラジオ局の開局で、台湾に古くからある言語と文化に対する理解と支持が深まると信じている。これは、政府が先頭に立って進めている先住民族の歴史正義と移行期の正義という事業で、最も核心となる意義を持っている」と語った。