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新南向政策対象国への輸出、1-4月16%増

2017-05-18
  • インドネシアで展示会

    インドネシアで展示会

    新南向政策を宣伝するため、インドネシアのジャカルタで開催された台湾のイメージ展。3日間の会期に3500種以上の製品を展示。(写真:CNA)

 蔡英文・総統が重要政策として進めている「新南向政策」の対象となっている国家に対する台湾からの輸出が増加を見せている。新南向政策は、東南アジアや南アジア、ニュージーランド、オーストラリアなどの18ヶ国とさまざまな分野の関係強化を図るもの。東南アジアと南アジアの国は、経済発展の将来性が高いと見られており、また人口が多いため、世界中から注目される新興市場となっている。台湾とこれらの国々との経済・貿易関係もますます緊密になっている。

 

 財政部がまとめた最新統計によると、今年1月から4月までのこの18カ国に対する輸出は211億米ドル(約日本円2兆3465億円)で、昨年の同じ時期に比べて15.6%増加し、台湾からの輸出全体の5分の1を占めた。そのうち、ASEAN(東南アジア諸国連合)主要10カ国向けは17%増で、台湾からの輸出全体の成長率の13.6%を上回った。

 

 台湾からASEAN主要10カ国への輸出は電子部品が中心で、1月から4月はこの地域向けの輸出の4割を占め、これまでの同じ時期の最高を記録した。次いで鉱産物が13%、さらに卑金属とその関連製品、プラスチックとゴム製品、機械の順となっている。

 

 これに対して南アジアのインド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ、ネパール、ブータンの6カ国向けの輸出は、プラスチックとゴム、およびその関連製品が中心となっている。また、オーストラリアとニュージーランド向けは卑金属とその製品が中心となっている。

 

 財政部統計処の蔡美娜・処長は、「いくつかの重点国家に向けた輸出が好調に伸びている。例えばフィリピンとマレーシア向けは、前年同期比の増加率が30%を超えている。これは主に、鉱産物と電子部品の輸出が好調なことによる。また、タイ向けも、電子部品の好調にけん引されて、20%以上の増加だ。インドネシアは15%前後だ」と指摘している。

 

 台湾から新南向政策対象国向けの輸出で最も多いのがシンガポールで、次いでフィリピン、ベトナム、マレーシアの順となっている。