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中廣「宝島」・「音楽」網が放送終了

2017-04-15
  • 中廣の2チャンネルが放送終了

    中廣の2チャンネルが放送終了

    中国廣播公司の「宝島チャンネル」と「音楽チャンネル」が周波数を国が回収したことで14日深夜12時を以って放送終了に。写真は中国廣播公司。(写真:CNA)

中国廣播公司(中廣)の二つのチャンネル、「宝島網(宝島チャンネル)」と「音楽網(音楽チャンネル)」の周波数が国に回収され、14日深夜12時を以って放送を終了した。国家通信伝播委員会(NCC)は昨年、客家委員会(台湾で二番目に大きいエスニックグループ・客家人に関する政策を担当)と原住民族委員会による台湾全域ネットの周波数申請案を承認し、これに用いる周波数を中国廣播公司から回収することに決めた。NCCは、中国廣播公司のこの二つのチャンネルが使用する周波数は、中共による台湾に対する放送を防ぐために与えられていた周波数で、戒厳令が解除されて以降、その任務はすでに終わっていたとしている。

 

中国廣播公司はこの決定に反発、回収の執行停止を訴えて台北行政裁判所がこれを認めた。しかし、NCCは抗告、最高行政裁判所が今年3月16日にNCCの主張を認めて執行停止処分を取り消した。このため、NCCの命令に応じ、中国廣播公司は14日深夜12時を以って、この二つの周波数を使ったチャンネルの放送を終了した。

 

中国廣播公司はかつて、事実上国民党が所有する放送局だったことから、今回の周波数回収は、かつての国民政府が「違法に取得した」資産を取り上げる「移行期の正義」の一環との見方がある他、特に「音楽チャンネル」は長く台湾の人々に親しまれてきた人気チャンネルであることから、国民党を中心とする人たちから強い反発の声が上がっている。