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総統:スワジランドとアフリカ市場を開拓

2018-04-19
  • 蔡・総統、ムスワティ三世から勲章

    蔡・総統、ムスワティ三世から勲章

    蔡英文・総統(左から2人目)が現地時間17日、ムスワティ三世(左)を表敬訪問した。ムスワティ三世は蔡・総統に外国の国家元首に贈る最高位の勲章と勲章証書を贈った。(写真:CNA)

蔡英文・総統が、スワジランド王国は台湾の産業がグローバル市場におけるアフリカ市場を発展させる際の重要な拠点になると指摘しました。蔡・総統は17日から21日にかけてアフリカ南部に位置する国交樹立国、スワジランド王国を訪問しています。蔡・総統就任後、アフリカを訪問するのは初めてです。

 

蔡・総統は現地時間17日午後、スワジランドに到着し、夕方スワジランドの国王、ムスワティ三世と首脳会談を行い、ムスワティ三世から勲章を授与され、共同コミュニケにも調印しました。ムスワティ三世は、共同コミュニケの中で、台湾による国連、世界保健機関、国連気候変動枠組み条約、国際民間航空機関、国際刑事警察機構などの国際組織への参加を固く支持すると表明しています。

 

蔡・総統はムスワティ三世に生きた牛5頭と、台湾の先住民族プユマ族の集落から提供された「盾」を贈りました。牛はスワジランドでは富の象徴とされ、土地と交換したり、プロポーズするときに使ったりしています。牛を贈ることはスワジランドでは重要な伝統文化となっています。この贈り物は、スワジランド王国の伝統文化に対する台湾の尊重と高い重視を示しています。

 

盾について蔡・総統は、互いに強固な後ろ盾になるよう期待が込められていると説明しました。ムスワティ三世は蔡・総統に外国の国家元首に贈る最高位の勲章を授与し、蔡・総統が両国の友好関係と協力関係を促すのに尽くした貢献を表彰します。

 

蔡・総統はあいさつの中で、今年はスワジランドの独立50周年、ムスワティ三世の50歳の誕生日という節目の年であると共に、両国が国交を樹立して50周年の年でもあると指摘、相互信頼関係が強い50年を歩んできた両国は、今後もウインウインの目標に向けて末永い友好関係を継続していくと信じていると述べました。

 

蔡・総統はまた、今後は二つの方向に向けて両国のパートナー関係を強化していく方針を示しました。一つ目は技術交流の拡大。蔡・総統は今回の外遊を機会に現地で高い評価を受けている台湾の医療団と技術団を視察します。蔡・総統は、これまでの基礎の上で、両国の協力関係においてさらに強化できるところがあるかどうかを確認しながら、具体策を検討すると述べました。

 

二つ目の方向は、互助互恵の基礎の下、双方の協力関係を全面的に強化していくことです。具体的にはより多くのスワジランドの学生が台湾で進学するようひきつけること、そして現地の学校と長期的なパートナー関係を築くこと、より多くの人材を育成して共に両国の協力関係強化と国家の発展のためにさらに貢献できるよう図ることが挙げられます。

 

蔡・総統は、アフリカは高い潜在力のある市場だと評価し、より多くの台湾企業が現地に投資するよう呼びかけると共に、公用語が英語であるスワジランドは、台湾の産業のグローバル市場におけるアフリカ市場を開拓する際の重要な拠点になれるとの見方を示しました。

 

蔡・総統とムスワティ三世は共同コミュニケの中で、現在の協力関係に満足を示すと共に、今後も公衆衛生、貿易・投資、職能訓練、教育、女性の雇用、農業、観光などの分野でさらに協力関係を深めていき、両国の国民の福祉増進のために努力すると表明しています。

 

蔡・総統に同行した国家安全会議の蔡明彦・副秘書長によりますと、ムスワティ三世は両国が経済協力協定を締結することを提案しました。蔡・総統の招きに応じてムスワティ三世は今年6月に再び台湾を訪問する予定です。蔡・総統は、双方が6月まで協定の締結に向けて対話を強化し、6月、ムスワティ三世が台湾に来られる際、双方が経済協力協定を締結できるよう期待を寄せました。