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基隆LRT、蔡・総統がゴーサイン

2017-03-17
  • 基隆のライトレール建設へ

    基隆のライトレール建設へ

    台湾北部の港湾都市、基隆市と台北市の台北世界貿易センター南港展示ホールを結ぶライトレールが建設される。写真は交通部鉄路改建工程局が欧州を視察した際のもの。こんなライトレールが走るようになるか。(写真:交通部鉄路改建工程局提供、CNA)

蔡英文・総統が17日、台湾北部の港湾都市・基隆市を視察、「基隆ライトレール(LRT=次世代型路面電車)」の建設を宣言した。2022年の開業を目指す。同ライトレールは、基隆駅と台北市にある台北世界貿易センター南港展示ホールを結ぶ。全長約19キロメートルで在来線・台湾鉄道のレールの一部を共用する。蔡・総統は、基隆ライトレールは「基隆市の港再生」計画、並びに「基隆河谷発展」計画と結びつき、基隆の産業と雇用環境のレベルアップをもたらすと強調。「基隆河谷発展」計画は、南港と基隆間で放置されているコンテナ集積エリアを利用して、海洋バイオ産業などの新興産業や社会住宅を建設しようとする計画。

 

蔡・総統はさらに、南港には台北新交通システム(MRT)、台湾鉄道、台湾高速鉄道がつながっており、台北と台湾桃園国際空港とを結ぶ桃園メトロ空港線も開業しているので、基隆ライトレールは南「港」と空「港」、海の「港」を一本で連結するものだと説明。そして、台湾北部といえば台北、新北、基隆で「北北基」と呼ばれた過去に対し、最近では「北北桃(台北、新北、桃園)」とばかり言われるようになったと指摘、ライトレールを建設して「基隆」をここに復帰させ、「北北基桃」を共栄圏として発展させることを目指そうと呼びかけた。蔡・総統は、ライトレールは基隆市民が台北や台湾各地、さらには世界に向かうのをより便利にする他、世界の人々が基隆にやって来る時にもずっと便利になると期待した。

 

基隆市の林右昌・市長は、政府はライトレール建設に台湾元80億元(日本円約293億円)あまりを投資し、最新の「トラム・トレインシステム」を導入すると話した。大部分で台湾鉄道のレールを利用するとのことだが、将来的には基隆市内でさらに延伸し、その際は路面を走るという。基隆と南港は台湾鉄道で結ばれているが、ライトレールが出来れば基隆市民で台北などに出勤する人たちの利便性が大きく向上するということ。