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蔡総統、大陸進出企業に台湾投資呼びかけ

2018-02-21
  • 蔡総統が台湾企業懇親会に出席

    蔡総統が台湾企業懇親会に出席

    蔡英文・総統(中)、行政院大陸委員会の張小月・主任委員(右3)、海峡交流基金会の田弘茂・董事長(会長)(左3)などが、2月21日、中国大陸に進出している台湾系企業との春節懇親会に出席。(写真:CNA)

台湾の対中国大陸窓口機関の海峡交流基金会が21日に開催した新年懇親会は、中国大陸から台湾に戻って春節(旧正月)を過ごしている台湾系企業の関係者200人余りが出席し、昨年とほぼ同じ規模となった。

 

今年の海峡交流基金会の新年懇親会は、春節前に発生したM503航空路の問題で中国大陸籍の航空会社の臨時増便が取り消されたことなどから、中国大陸に進出している台湾企業の参加が少なくなるのではないかと懸念されていた。しかし、海峡交流基金会によると、今年の新年懇親会に参加した台湾企業関係者は、昨年とほぼ同じ200人余りで、そのうち100人は中国大陸各地にある台湾企業協会の会長または名誉会長だった。

 

蔡英文・総統は、この新年懇親会に出席して挨拶を行い、「台湾と中国大陸の関係の将来の動向は、双方が善意を示すことができるかどうか、良好な相互関係を築けるかにかかっている。春節前の花蓮地震で、中国大陸からやって来た観光客が亡くなったり怪我をした。人道救援においては、台湾と中国大陸との間に距離はない。我々は最大の努力をした。死傷者とその家族に対して、彼らと同じ気持ちを持ち、全力で協力した」と語った。

 

また、「台湾と中国大陸の新しい情勢に直面して、我々は終始、約束は変わらない、善意は変わらない、昔のような対抗の道に戻らない、という立場を堅持している。台湾は必ず地域の安全に対する責任を尽くし、安定した、一致性を持つ、予測できる台湾と中国大陸の関係を維持する」と指摘した。

 

蔡・総統は、「台湾と中国大陸はこの数十年、交流によって成果を積み上げてきた。私は、双方の指導者のいずれにも、共同でこのような得難い成果を大切にする、責任と知恵ががあると信じている」と強調した。

 

さらに、蔡・総統は、中国大陸に進出している台湾系企業が台湾に戻って投資を行うよう呼びかけると共に、「政府は土地、技術、法令の面で協力し、スムーズに投資を進めることができるようにする。さらに、中国大陸に進出しているすべての台湾系企業の最も力強い後ろ盾になる」と約束した。

 

蔡・総統は、「故郷に貢献する気持ちを持った企業を、我々は腕を広げて歓迎する。皆さんが故郷に帰ることを歓迎する」「中国大陸でレベルアップを求める台湾企業、あるいは新南向政策の対象国に投資しようとする台湾企業、あるいは台湾に戻ってきて投資・発展しようという台湾企業のいずれを問わず、政府の能力が及ぶ限り、必要な協力、補助、指導、サービスを提供することを私は保証する」と語った。

 

また、「うれしいことに、一部の台湾系企業が台湾に戻って投資することを決めたという。台湾でモバイル決済、靴製造、金物、長期介護など各種の製品やサービスを発展させるという。こうした投資は、自分が約束したことを証明している。つまり、政府は皆さんが台湾に戻って投資することを歓迎するだけでなく、土地、技術、法令など各面で協力し、投資をスムーズに進めることができるようにする」と指摘した。

 

この新年懇親会に参加した中国大陸の全国台湾同胞投資企業聯誼会の初代会長である張漢文氏は、M503航空路の問題などが台湾と中国大陸を結ぶ春節の空の臨時便に影響を与えたことについて、この問題は台湾企業協会に処理を任せることができるとの考えを示した。

 張氏は、「皆で折衷方法を考えるべきであって、物事を未解決で終わらせるべきではない。私たちは、自分たちが表に出で解決しようとも考えたが、(台湾・中国大陸の)双方とも私たちにそうした役割を演じることを要請してこなかった」と指摘した。