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陸委会:習氏の台湾政策は硬軟取り混ぜ

2017-10-19
  • 習氏の台湾政策は飴と鞭

    習氏の台湾政策は飴と鞭

    最大野党・国民党の呉志揚・立法委員(左)が陸委会の林正義・副主任委員(右)に習近平談話について質問した。(立法院議事中継システムのスクリーンショット)

行政院大陸委員会(陸委会)が、中国大陸の指導者、習近平氏の対台湾政策は硬軟取り混ぜたものだと評している。中共の習近平・総書記は第19回共産党大会での政治報告の中で、4度にわたって「92年コンセンサス」に触れ、「一つの中国原則」が台湾海峡両岸関係の政治的な基礎だとする立場を示した。

 

また、「六つの『いかなる』」という言い方で、「台湾独立」に断固反対する態度を重ねて表明した。「六つの『いかなる』」とは、「いかなる者、いかなる組織、いかなる政党が、いかなる時期に、いかなる形式で、『中国』の領土からいかなる部分を分裂させることも断固許さない」というもの。

 

最大野党・国民党の呉志揚・立法委員は19日、立法院司法及び法制委員会での質疑応答で、行政院大陸委員会の林正義・副主任委員に、この談話に対する見方をたずねた。林・副主任委員は、習近平氏は台湾独立に反対する一方、台湾が中国大陸の全体的な発展に参与するよう希望し、また麻薬や売春、賭博、暴力団の犯罪などに両岸が共同で関心を寄せるよう求めたと指摘。さらに、習氏は今回、台湾に対する武力統一に触れなかったとして、その談話は柔軟な立場と強硬な姿勢を取り混ぜたものだったとの見方を示した。

 

林・副主任委員は、「今回の共産党大会が両岸関係の新たなスタートではなく、それは習近平氏の第一期目の対台湾政策の延長だ。柔らかい部分もあれば強硬な部分もある。武力統一に触れず、統一への具体的なタイムテーブルにも言及しなかったのであり、柔軟性と強硬な姿勢を取り混ぜたものだった」と話した。

 

一方、習氏の談話における、台湾に関する部分に対し、米国国務省は米国東部時間の18日に、米国の「一つの中国政策」の立場を改めて表明すると共に、両岸が建設的な対話を行うよう促した。