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台湾産省エネガラス、ドバイの空港が採用か

2018-10-19
  • 省エネガラスの開発に成功

    省エネガラスの開発に成功

    国立台湾科技大学が新型の太陽光発電省エネガラスの開発に成功した。この省エネガラスは発電することができるほか、熱を80%カットすることができる。40℃の高温の環境ではこのガラスは室内の温度を26℃に維持することができる。この技術は、世界最大規模の空港、ドバイのアール・マクトゥーム国際空港に採用される見通し。(写真:CNA)

建築物の省エネが世界各国の努力目標です。国立台湾科技大学建設学科の楊錦懐・教授率いる研究グループは高効率反射膜技術を、シースルー太陽電池モジュールに応用して太陽光発電省エネガラスを開発しました。発電効率が16%高められるほか、80%の熱をカットすることもできます。この省エネガラスの透過率はカスタマイズできます。この技術はEU(欧州連合)のキュリー賞を受賞しています。

 

研究グループは、この技術を天窓とカーテンウォールに応用する場合、7%から18%までの投資利益率が得られると見積もっています。

 

台湾科技大学建設学科の楊亦東・主任は、「天窓の投資回収期間は4年か5年ぐらい。投資利益率はおよそ18%。これは研究グループの見積もりだ。カーテンウォールの場合、直接太陽光を受けることができないため、投資回収期間は8年ぐらい。投資利益率は7%か8%ぐらい」と説明しました。

 

産業化が期待できることから研究グループはスタートアップ企業を立ち上げ、それを大型公共投資に普及させるよう努力しています。現在台湾の大手半導体企業と交渉中です。一方、改築中の世界最大の空港、ドバイのアール・マクトゥーム国際空港にも採用される見通しです。

 

スタートアップ企業の陳浩明・執行長(CEO)は、「今年年末か来年の初めにすべての認証を取得すれば、台湾初の建材用ガラスになる。ヨーロッパのTU IEC規格認証やアメリカのLEEDグリーンビルディング認証を取得すれば、ドバイのアール・マクトゥーム国際空港でも採用される見通しになる。」と説明しました。

 

現在この技術はまだ量産規模に至っていません。同じ面積だったら、そのコストは一般のLow-E複層ガラスの5倍です。大量生産すれば、コストを10%から15%引き下げることができるものの、2、3年以内にさらに値下げするのが困難のようです。普及するまでにはまだ待たなければならないということです。

 

(編集:王淑卿)