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1体1万7千元もする「台鉄先生・ドリーム版」を大事そうに抱える鉄道ファン【中央社提供】 |
台湾の鉄道は、清の光緒13年、西暦1887年に、台湾鉄道の父と呼ばれる当時の台湾巡撫・劉銘傳(りゅう・めいでん)が、清の朝廷に掛け合って、台湾に鉄道を興すことを実現し、台北に台湾鉄路局を設立、同年6月9日、台北の大稻埕(だいとうてい)で、最初の鉄道路線、台北―基隆間28.6キロ工事に着工したことから、中華民国・台湾では、6月9日が鉄道記念日となりました。
鉄路節の9日、台湾の鉄道は創設以来118周年を迎えることになり、行政院・交通部・鉄路管理局=台鉄では、機関車の模型やメダル、切手など、各種の記念品の、期間限定特別販売が始まりました。これら記念品の中で、もっとも売れ行きの良いのは、台鉄のマスコットとなる「台鉄先生、ミスター台鉄」と「琺瑯びき・懐かしの弁当容器」のふたつで、夜中の3時から行列を作って待っていた人や、1体台湾元・1万元以上もする「ドリーム版・台鉄先生」を、「これはお得です」と言いながら、まとめて3体買っていく人など、販売会場は、鉄道ファンの人たちで大賑わいとなりました。
台鉄・台北駅は、朝から大賑わいで、限定販売される台鉄118周年記念品を買うために長蛇の列ができました。今年は、すでに販売されている機関車の模型や記念ウイスキー、記念切手、先ごろ修復工事が完成した彰化駅の扇形車庫の組み立て式模型のほかに、ステンレス製の台鉄弁当が、新たに、白い琺瑯びきになって発売され、注目を集めています。琺瑯びきの弁当箱は、昔、1960年代に、蒋介石(しょう・かいせき)・元総統などのVIPが汽車に乗ったときに供された弁当容器で、精緻な木製の外箱に納められ、コレクションとして保存する値打ちもあって、多くの人が買おうとしていました。
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厚手の紙袋の中に箸と木箱が。 |
木箱の中に、ホーロー引きの弁当箱。 |
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蓋には「台」の字とレールの断面を組み合わせた台鉄のシンボルマーク。 |
「台鉄先生・ドリーム版」購入第1号のファンは、報道陣に取り囲まれ、なかなか解放されなかった。 |
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以前は鉄道が地上を走っていたが、1994年、地下化が完成した。1階は巨大なコンコース、改札口は地下1階。 |
118周年記念グッズをゲットするため、販売開始の9時にはすでに長蛇の列が。(2005年6月9日) |
台鉄ではまた、「台鉄先生」と名づけられたマスコット人形を、この日初めて発売しました。ソフトビニール製で、大きな頭に台鉄のトレードマークが入った制帽をかぶり、白いシャツと紺ズボンの制服を着ており、親切そうな笑顔が多くの鉄道ファンの心をつかむものと見られています。とくに、「ドリーム版」の「台鉄先生」は、高さ110センチとサイズもビッグで、200体の限定販売とされ、価格が1体、台湾元・1万6800元となっていて、給料の半月分もするこの人形を、大事そうに抱えて帰る人たちもいました。
午前中の3時間だけで、大型の「台鉄先生」は50個以上が売れました。この大型のほかに、標準型として、台湾元・399元のものと300元のものが、1万体限定で発売され、こちらのタイプの売れ行きも好調で、台鉄では、将来は、第二、第三の人形を売り出し、ブームを巻き起こそうと考えています。
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【台北駅】「懐旧弁当」の中身は「排骨菜飯(豚スペアリブ+野菜ごはん)」。(2005年6月9日)【中央社提供】 |
【台北駅】1階西出口付近にある鉄道記念グッズ売店「台鉄本舗」。この日初公開の「台鉄先生」も、さっそくショーウィンドウに飾られていた。(2005年6月9日) |
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台鉄の記念グッズを買おうと長蛇の列。【中央社提供】 |
駅売店や食堂の業務を取り仕切る、台湾鉄路管理局・餐旅服務総所の陳清標・総経理は、記念グッズ・ビジネスの将来に自信満々。 |
駅売店や食堂の業務を取り仕切る、台湾鉄路管理局・餐旅服務総所の陳清標(ちん・せいひょう)総経理は、台北駅における記念品販売の盛況振りを見ながら、記者の質問に答えて、「日本からの観光客も台鉄の懐旧弁当箱シリーズが大好きで、従来も、観光局とタイアップして、日本からの旅行団体にこの弁当箱を無料配布したことがある」とし、「昔の台湾鉄道を回顧する記念品は今後ますます歓迎されるようになるだろう」、との見方を示しました。なお、台鉄の記念品は、9日から12日までの4日間、 台北駅、台中駅、高雄駅の3箇所で販売されました。
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■中部鉄道開通100周年と彰化駅の扇型車庫
陳水扁・総統は、7日、台湾鉄路局、台鉄が、中部鉄道開通100周年を記念して、修復が完了した彰化駅の扇型車庫で行った式典に招かれ、車庫のテープカットを行ったあと、蒸気機関車の「車長」に扮して、昔ながらの鉄道情緒を楽しみました。
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【彰化駅】中部鉄道開通100周年記念行事で、陳水扁・総統は、列車長としてCK101蒸気機関車に乗り組み、汽笛を鳴らして国運の隆盛を祝した。(2005年6月7日)【中央社提供】 |
【彰化駅】80数年の歴史をもつ扇型車庫の改修工事が完成。転車台を通って新しくなった自分のうちへ入るCK101蒸気機関車。(2005年6月7日)【中央社提供】 |
彰化駅の李慶金(り・けいきん)駅長は、彰化駅は、扇型車庫のほか、プラットホームも、造られて100年になる古跡である、と述べました。100年近く前にプラットホームが初めて造られたとき、セメントやブロックはなく、建築材料として使えるものは、石だけだったということで、現在、彰化駅を利用する旅客は、100年前に石材で作られた古跡を、毎日自分の足で踏んでいることになります。
中部鉄道開通100周年記念行事としては、彰化駅で、記念乗車券セットと記念入場券とが発行されたほか、CK124型蒸気機関車の牽く特別列車が、7日、二水駅から台中県豊原駅まで運行されました。
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【彰化駅】80数年の歴史をもつ扇型車庫。CK101蒸気機関車と車内服務員たちとの記念撮影。(2005年6月7日)【中央社提供】 |
【彰化駅】プラットホームに、100年近い歴史を見つめてきた古い鐘が吊り下げられている。かつては、列車の入線や緊急事態の発生をこの鐘で知らせた。【中央社提供】 |
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