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『フォト・台湾』 台湾は「反分裂国家法」をどう見るか

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李登輝・前総統を精神的指導者と仰ぐ台湾団結聯盟は、中共が「反国家分裂法」を制定したことに抗議するため、立法院(国会に相当)で台北時間14日午後4時から、24時間のハンガーストライキに入った。

台湾への武力行使を法制化する「反分裂国家法」が3月14日、中共の第10回全国人民代表大会第3次会議で可決された。同法は14日に中共の胡錦濤・国家主席によって公布され、施行された。対中国大陸事務担当の中華民国行政院大陸委員会は14日午後4時に記者会見を開き、中華民国政府を代表して「反分裂国家法」の採択に対して声明を発表、台湾海峡の平和、安定を破壊する中共の挑発行為を強く批判するとともに、国際社会に対して共にそれを批判するよう求めた。大陸委員会は声明の中で、中華民国の主権は(台湾に居住している)2300万人に属しており、いかなる手段であるかにかかわらず、北京当局がそれを侵犯することを許さないとし、中共が台湾の民意、国際社会の疑問の声、関心及び批判を無視して、現状を変更する「非平和的手段」の立法を一方的に進めたことは台湾海峡区域の平和と安定を脅かすと批判。中華民国政府は北京当局に対し、台湾海峡の平和と安定を破壊する、この種の挑発行為について最厳重な批判の意を表明すると共に、国際社会が共にそれを非難するよう呼びかけた。行政院大陸委員会は声明の中で中華民国側の主張を四項目示している。この四項目の主張とは次の通り。第一に、中華民国の主権独立こそが現状であること。第二に、平和は問題解決の唯一の手段であること。第三に、専制政治と覇権主義を実施する中共はアジア太平洋地区の安定にとって最大の脅威であること。第四に、平和と発展は依然として中華民国の政策の主軸であること。

 
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 中共が台湾に対する武力行使を法制化した「反国家分裂法」は14日に、中共全国人民代表大会で採択された。中国大陸北京の書店では15日から同法が販売されている。一冊人民元2元(台湾元約8元)とのこと。

行政院大陸委員会の呉サ燮・主任委員は14日、中共は国際社会からの圧力を受け、中共の温家宝・国務院総理が記者会見を開くなど尋常でない反応を見せ始めたとし、最も有効な対抗措置は、国際社会と台湾住民による共同の非難だと述べた。呉サ燮・主任委員は、中共は今後より多くの行動で台湾住民に許しを請うことになるとし、「反国家分裂法」制定には代償が必要との見方を示した。

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馬英九・台北市長は14日、海外メディアに対する記者会見を開き、中共の「反国家分裂法」制定に抗議。国際社会が台湾住民と共に非難するよう訴えた。

民進党の蔡同栄・立法委員(前列右から三人目)など十数名の立法委員(国会議員)は14日に記者会見を開き、中共の「反国家分裂法」に対抗して、「反中国侵略法」草案を提出、「中国の侵略に反対しよう」とスローガンを掲げた。

「反分裂国家法」が14日午前、全人代で採択され、実施に移されたことを受けて、中華民国行政院の謝長廷・院長は14日夜、中国大陸との貨物機の往来手続きの簡素化、及び産業の交流などの議題を暫時、棚上げする決定を明らかにした。一方、行政院大陸委員会の呉サ燮・主任委員も内外の報道関係者との記者会見の席上、中共は具体的な行動と善意を示して(悪化した)両岸関係を回復すべきとしながらも、現時点で中華民国政府は防御性公民投票を行う用意はないとしている。呉サ燮・主任委員は今後の対大陸政策について、すでに開放したものは影響を受けないものの、国家の安全を確保し、両岸交流の環境を再び整えるため、一部の必要な対応措置を取ると述べ、将来、両岸間の経済貿易政策を策定する際、「反分裂国家法」、及び今後、その他の法律が制定される可能性などの要素を考慮に入れるとしている。

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馬英九・台北市長(国民党副主席兼任)は14日、野党所属の県長(県知事)と市長12名と共に海外メディアに対する記者会見を行い、中共の「反国家分裂法」に抗議する共同声明を発表した。声明では、中共の行為は台湾海峡両岸の関係を破壊するものと非難、国際社会が共に抗議の声を上げるよう訴えた。

李登輝・前総統を精神的指導者と仰ぐ台湾団結聯盟の蘇進強・主席(前列中央)は14日、立法院(国会に相当)において、同党の幹部を率いて24時間のハンガーストライキに入った。台湾団結聯盟は、中共の「反国家分裂法」制定に抗議すると共に、陳水扁・総統が防御的公民投票を行うよう要求した。

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中共が14日、「反国家分裂法」を成立させたことに対し、李登輝・前総統を精神的指導者と仰ぐ台湾団結聯盟は、14日午後4時から24時間のハンガーストライキで中共へ抗議。夜には台湾の地図の上にろうそくで火を灯し、台湾住民すべてが共同で台湾を守るよう訴えた。

国立高雄第一科学技術大学の学生は15日、「南台湾大学専科学校学生320抗議デモ」の連署活動を発起、3月20日に大規模なデモ行進を行い、反分裂国家法に抗議する。このデモ活動はすでに屏東師範大学、高雄師範大学などの学生の支持を受けた。

中共の「反分裂国家法」施行は、米国と日本の関心も呼んでいる。米ホワイトハウスのスコット・マクレラン報道官は、米国は平和以外の手段によって台湾の未来を決めることに反対するとし、「反分裂国家法」の施行に対して遺憾の意を表すると共に、同法は台湾海峡の平和と安全に役立たず、最近の両岸緊張緩和の流れにも逆行するとの見方を示した。マクレラン報道官は、米国は「反分裂国家法」は逆効果を招くと見ており、ブッシュ米大統領はその施行を「not happy」としていると表現した。「反分裂国家法」が公布、施行された後、ホワイトハウスが談話を発表したのは初めて。なお、日本の小泉首相は同法について報道陣のインタビューを受けた際、同法は台湾と中国大陸との関係にマイナスの影響を及ぼすことを懸念する態度を示した。小泉首相は、両岸が平和的な方式で台湾海峡の問題を解決するよう希望するとし、双方の自制を呼びかけると共に、双方に平和的な解決をこれからも働きかけていくと語った。

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陳唐山・外交部長(左)は15日、台湾駐在の各国の大使や使節に台湾海峡両岸問題に関する中華民国政府の立場を説明すると共に、中共が「反分裂国家法」を施行したことに対しても厳重な抗議を行った。

立法院本会議では15日、台湾団結聯盟が提出した、陳水扁・総統にただちに防御性公民投票を発動するよう求める臨時動議を審議。この提案では、行政院が3月14日を「台湾が侵略に反対する日」と定めることも求めている。立法院はこの提案を承認した。

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立法院(国会)で、中共の「反国家分裂法」制定に抗議するためハンガーストライキの座り込みを行った台湾団結聯盟の立法委員(国会議員)は15日、総統府に向かい、陳水扁・総統が防御性公民投票を行い、「反国家分裂法」に対抗するよう陳情した。立法院では15日に同党が提出した臨時動議を承認、陳・総統に公民投票を求めることになっている。

学者、作家、音楽家など台湾の著名な文化事業関係者は15日、連名で声明を発表し、中共の「反分裂国家法」に対する不満を表明、台湾住民の自主権を主張した。

(写真は中央通信社提供)
 


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